大西洋の夜間航海

大西洋の夜間航海は初めてでした。
とは言っても、ジブラルタル海峡を越えてすぐなので、大西洋と言っても、まだまだだろうなと思ってたのです。
なにがって、「夜光虫」が。
地中海にはいなくて、大西洋にはいるという夜に光るプランクトン。

奴らは、船にぶつかって発光するらしく。
パパは、夜中に長く長く船の軌跡が輝くのを見て感動したのだとか。
私の友人は、船酔いで気持ち悪くなって、トイレに吐きに行ったら、トイレが金色に輝いててびっくりしたと言ってました(爆)
海面一面が光っていたんだそうで、海水を汲み上げる式の船の水洗トイレなので、夜光虫がトイレで光っていたわけです

夜の見張りに立っていた私を交代するために船内から出てきたパパが見つけました。
「あれ、夜光虫光ってるねぇ」
ええ!気が付かなかったよ。
見てみると、船のつくる波にきらきらと蛍のような光がっ(驚)
数が少ないらしくて、儚い光が余計に蛍のよう。
これが、陸地も見えないような大海原では、パパや友人が言ったような一面の輝きになるのでしょうか。
そんなことは、まだまだ先のことなので、当分は見られないかと思っていました。
夜光虫が見られたなんてぇっ(感動)
う、う、う、うれしかったですぅぅぅ(涙)

じーっと、その光を見ていたら、その下をビカビカしたものがたくさんやってくるのも見えました。
なんだろう。イカかな?

見上げると、満天の星空。天の川が横切っていました。
川だと思うと、二次元的に見えてきて、星座を見つけ始めますが、この天の川が銀河系の星の一番密集した部分、円盤型の淵だと想像すると、夜空が宇宙に直結して3Dに見えてくるから不思議です。
光の弱い星は遠い遠い星。
天の川の白く見えるのは、形の見えない星の集まり。
夜光虫とイカの光と夜空と無数の星々に囲まれて、宇宙空間を船は進んでいるよう。
こんな日の夜間航海は、本当に幸せな気分になってきます。
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by tabikuma | 2006-08-19 02:16 | 06年 ヨットの旅(portugal)

blog「くーまくーま。」より旅だけをまとめたものです。


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