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「マール・メノール2」

とにかく内海に入ってきたわけです。
さすが内側だけあって、波がまったくない。
琵琶湖よりは小さそうですが、とっても大きくて、そして全体に水深が深いところでも水深5mの超遠浅海岸。
なので、マリンスポーツが盛んで、水上バイク、ディンギー、ヨット、モーターボートと海水浴客でごったがえす、一大リゾート地でした。
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内海に浮かぶ小島は停泊のお勧め地だったので、そこに付けると、大衆的海の家が二件あって賑わってました。
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食べてる顔ぶれ見ても普通の人たちなので、安そう。
お昼はここで久々にシーフードを食べることに。
こういうところはメニュー以外のものもたくさんあるし、半盛り(だいたい6個)も頼めるもんなのです。
なので、ムール貝一皿、えび焼き半皿、鰯焼き半皿、ミックスサラダを注文。
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これがっ、えびもムール貝も甘いのなんの(感動)
地中海に来たらムール貝です。本当に甘くておいしいんだから。
これに飲み物入れて23ユーロ。うーん、安かった・・・やっぱり。
くうまもひとしきり泳いだし、おなかは満腹だし、概ね幸せなのですが、ががーんなことも起こりました。
ゴムボートに付けているモーターが、ここ数日機嫌悪くてやばかったのですが、とうとうオシャカ。
この広く浅い内海では、ヨットで移動するにも限界があるのに、こういう時にモーターボートが役にたたず、パパの手漕ぎ(涙)
海にて停泊する場合、買い物だ観光だって岸までゴムボートで行くわけですが、毎回手漕ぎじゃ大変なことになります。
うーん、こういうものはケチってもしょうがないんで新しいのを買うことに。
はて、しかしどこで売っているかがわからない。
そこら辺の人に聞きまわるけど、いまいち信憑性に欠けるわけです。
で、ヨットでうろうろしたのですが、やっぱり岸近くは2mの水深を切るので船では近づけない(うちのヨットは船底1.8mなのだ)。
諦めて本日はマリーナに係留して、電話をかけまくってモーターの買えそうなところの当たりをつけることにしました。
マール・メノールの中には8個もマリーナがあるのですが、一番大きくてしっかりしていそうなTomas Maesutre に行きました。
大きいし、係留待ちの船が列をなして待ってるし、マリーナの従業員は移動に自転車使ってるし(アルメリマールはスクーターなのに)、きっと安いに違いないと思ったのに・・・。
ううう、今日はやられてしまったああああ(涙涙)
一晩50ユーロですって(驚愕)
うちの船なんて12mです。小さい方なのですよ。
24mの船なんていくら払ってるって言うのぉ?
いやー、去年我が家に一番近い港「マリーナ・デル・エステ」という、ここら辺では滅法ぼったくりと悪名高いマリーナでさえ、12mは30ユーロだったよう
な。
とはいえ、このマリーナは「24m用以外は空いてないから」と、何mでも関係なしに24mのバースに係留させるから、結局一泊60ユーロとられましたが
(苦笑)
ああびっくりした。思いもよらない出費だあ(泣)
マリンスポーツが盛んでマリーナの競争があるところだから安いかと思ったんですが、逆なのですね。
空港まであって、これだけ人気だと、高くても人が集まるってわけかぁ・・・。
うちはクルージング初心者だから、予定外のお金がかかるのはしょうがないですね。
安そうなマリーナを見つけるには、高いところも体験しとかなきゃいかんってことで。
今後の格安な船旅のための勉強代よね(涙)
ああでも、久しぶりに真水がじゃんじゃん使えるのは嬉しいっ。
いつもはお湯をケチるので、シャンプーなど使えないのですよ。
髪や身体の海水を洗い流すだけ。
海の上では電気も真水も貴重なんで。
で、シャンプーで洗ったら髪の毛さらさらだす。くー、気持ちいい(感涙)
ま、もう一度水を満タンに補充できて、生鮮食料品も買いに行けたし、ゴムボートのエンジンも明日この港で手に入ることになったし。
24時間渡航前のいい一休みになりました。
旅が始まって、毎日予定外のハプニングが起こって、必死に解決しようと頑張ってるわけですが、こういうこと久しぶりです。
くうまが1歳のときに背負子にくうまをつっ込んで3ヶ月彷徨った、タイでの貧乏旅行以来かな。
大変だけど、でもすごく楽しい。
by tabikuma | 2005-08-26 05:10 | 05年船旅(baleares)

blog「くーまくーま。」より旅だけをまとめたものです。


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