NYのデッサン教室・くーま、NYを行く。11日目
2013年 09月 22日
Hiromiさんが心配して、夕方なら一緒に付き合えると申し出てくれたのですが、たぶんたった一人の方が必死で状況に向き合うかなと、敢えて朝の教室で、しかも前回と違う場所を。
前回のHiromiさんを思い出して、今回は私がくうまとミネルバ先生を引き会わせました。
Hiromiさんが事前にミネルバ先生と連絡をとっておいてくれて、今回のクラスに12歳の子供が入ることも了承されていたし、話も早かったので、感謝感謝なのです。
映画に出てくる、下積みダンサー達のダンス教室のような、わかりづらい看板もないオレンジの扉(どこかわかる?)で、開けると狭く地下へ続く階段があり。
中はほの暗く、蛍光灯で照らされていて、そこだけ異空間。
白髪交じりの背の低い太めの、優しそうな女性で。
同時に舞台に立っていたのは、
・・・裸の小人の男(滝汗)
私、くうまへの手前、平静を装いながら凍りついてしまい(たはは)
ヌードデッサンはわかっていて、くうまも了承済みですが、
当日までどんな性別や人種のモデルかはわからなくて、
できれば中年女性で黒人ならいいなぁ、白人でもいいけどなあと期待してて。
男性でもしょうがないけど、
まったく予想外で、そう、私、ディズニーアニメか映画でしか見たことがないからか、
かなり衝撃を受け、どちらかと言うと後悔したというか・・・。
なんというか、さすがNYとしか言いようがない。
でも、くうまは動じてる風もなく、大急ぎで好きな席を選んでスケッチブックを用意してて、
それもちょっとびっくり。
すぐさま始まった教室は、
これまたすさまじくて、5分毎にタイマーが鳴っては、モデルがポーズを変えていく
デッサン百本ノック(大滝汗)
地下の空間の雰囲気、モデルの雰囲気、5分毎のタイマーの音、すべてが
なんだかデビッド・リンチの映画の世界かと思うような奇異なもので、母不安いっぱい・・・。
とりあえず、「上手にとか全部描こうと思わなくていいから、モノだと思って部分を見て、
手だけ足だけ、頭の形とかでもいいし、描きたいものを描きまくる。
疲れたらいつでも休んでいいし、自分のペースで無理なく楽しんでね」と
アドバイスして、あとはくうま自身の理解力や順応力を祈るばかり。
後ろ髪惹かれつつ、教室にくうまを置き去りました。
早朝で朝ごはん食べてないまま始まったので、サンドイッチをデリで買って
差し入れに行ったら、すでに、すごい勢いでくうまも描いてて、ちょっと安心できました。
今日のお昼はここにしよ~っ
こういうのがいっぱいだから、オシャレなんだなあ。
あ、時間が来たので、迎えに行ってみようっ。
3時間どんな風に過ごしたかな。
くうまは合わせて頷いてるけど、わかってないだろうな(笑)
いつか英語で返せるようになるといいね。
どうだった?て聞いたら、面白かったよって絵を見せてくれました。
終了後、ミネルバ先生に「明日もやっているわよ」と言われ、
「明日は遠慮します」って言っとりました(爆)
おもしろかったけど、めちゃくちゃ疲れたって。
そうでしょうそうでしょう(笑)
by tabikuma
| 2013-09-22 11:06
| 13年 NY&DCの旅