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ひた走って、2日目でカンブリア海!(2日目)

エストレマドゥーラ州のカセレスから先は、
賽の河原のように岩だらけの地に、激しい乾燥の大地広がるLeon(レオン)県郊外。
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春だというのに、道は陽炎が立ち、車内でもサングラスが手放せません。
ここまで乾燥してると、鼻の奥がカピカピで引きつり、目の涙がなくなっていく感じ。
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でも、これが「普通のスペイン」イメージです。

どんな風に、いつから「緑豊かな地」に変わるのかなあ(わくわく)
ってのが、道中私達のもっぱらの興味でした。
「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」みたいに、いきなりだったら驚くよね~
なんて言いながら。

するとね、「もうすぐレオン県が終わるなあ」って所で山がちになってきて、
長~いトンネルの中で、アストゥリアス県に入ったわけですが、、

トンネルを抜けると、そこは本当に緑だったんでびっくり(感涙)

スイスみたいだ~っ!(行ったことないけど)って、車停めて深呼吸。
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芝生に寝っ転がってひと休み~(笑)
サングラス取っても、もう目が痛くないも~ん(涙)
あまりに景色が美しいので、今すぐカンブリア海まで見たくなっちゃいました(さらに期待)

車を飛ばして2時間後、ついに見たアストゥリアスの海岸は、
「Costa verde(コスタ・ベルデ)緑の海岸」と呼ばれるだけのことが、本当にあった!
木や草に覆われた斜面がなだらかに海に入り込む、本当に緑に覆われた海岸なんだもの。

その片隅にあった漁村、cudillero(クディジェーロ)が今夜の目的地です。
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可愛らしいと、ちょっと名の知れた村。

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運良くツーリストオフィスが閉まる10分前に滑りこみ、宿を紹介してもらいました(ほっ)
観光シーズンはまだ先で、開いてる宿は限られてるというから、
車の入れない山がちの小さな村で自力で探すのは大変だったかも。
ついでに、アストゥリアス全土のキャンプ場&casa rural(田舎宿)のガイドブックもゲット。
本屋で買うと高いのに、現地のツーリストオフィスなら無料配布だよ~ん♪

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確かにかわいい村です~。

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ガリシアやアストゥリアスの海岸まで、ヨットで来るのを夢見てた時期もあったなあ(ポリポリ)
本当はあそこにヨットを停めるはずだったのにぃぃ。リスボンで挫折しちゃったの(えへへ)

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油断してるとフン爆弾が容赦なく降ってくるのは恐ろしかった~(汗)

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3月の夕なずむ漁村って、ちょっと寂しかったです。

でも、ここで食べた「レオン産チョリソのシドラ煮」は、最高に美味しかった!
シドラは、フランス語だとシードル。りんごのお酒です。
アストゥリアスというと、一番有名なのがシドラ。
ボトル1本2ユーロって安さにびっくり。その美味しさに、またまたびっくりっ。
そのシドラで、スペイン一のチョリソ名産地レオンのものを、20分くらいじっくり煮たもの。

くうまが気に入って、「otro por favor(もう一本、お願いします)」って
自分で頼みに行かせたら、おじさん達にやたら可愛がられちゃって。
どうやら厨房を閉めて帰りかけてたおばさんまで、「そうかいそうかい、そんなに好きかい」って目を細めて、着かけたコートを脱いで、エプロン付け直してまた作ってくれました。

くうまのおかげで、本当によく人に話しかけられます。
みんな本当に子供が大好きっ。トルコに負けず劣らず、子供の頭を撫でてくれる国です。
日本から来たのかい。シドラ煮はそんなに気に入ったかい。
Barのおじさんがいっぱい話しかけてくれたので、心が温かくなった夕ごはんでした。



by tabikuma | 2012-07-17 18:22 | 12年陸路(アストゥリアスへ)

blog「くーまくーま。」より旅だけをまとめたものです。


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