目指せメッシーナ海峡! 2

さてさて。
メッシーナ海峡はほーんとに狭くてイタリア本島とシチリア島が迫ってます。

TAORMINAから6時間。
ようやく入り口にたどり着きました。

予想通り、今通過するなら順潮流。
今日のKUMA号は縁起がいいぞ!


・・・と、息巻いて船を進める我らの前に。
必死で反対側から、エンジン全開で逆潮流をやってくる船があります。

「ぷぷっ。あの船、ひーって言いながらエンジン全開で来てるにちがいないぞっ。」
自分が順潮流なんで、ちょっと優越感に浸る船長である(爆)
「かわいそうになぁ。俺達は順潮流~♪」
鼻歌うたいながら、やってくる船を眺める船長。

そのうち、なにやら真剣にその船に目を凝らし始めるパパ。
あれ?
あれは。

「おい!あれ、KUDORA号じゃないか?」
いきなり叫んだ。

え~、まっさかぁ。

「絶対そうだ。リカルドの船だ!呼べー!リカルドおおおお!!!!」


いきなり面舵90度転換、やってきた船目掛けて全速力で近寄り始めました。
全員で大声で張り叫びました。
「リカルドー!リカルドー!そこの船待てぇぇぇ!!クドラ号待てええええ!」

でも、いくら呼んでもまるで反応しません。
えええ、やっぱり違うんじゃない?
こんな所で遭う?スペインの友人に。
旗だってスペインじゃなくて、イギリスだよ?
船で追っかけてって知らない人だったら、さすがに恥ずかしいよぉ・・・。

と気弱な私の言葉に、一旦怯んだパパでしたが。
KUMA号とすれ違って、行き去る船の船尾を一応双眼鏡で確認すると。

ああっ、やっぱり「KUDORA」って書いてある!!(興奮)

「ほぉぉら見ろ!俺は一度見た船の形は覚えてるんだっ。
だいたい、エレベーターくっつけた黄色いディンギーの船なんて、あいつの以外ねぇよ!
あいつは税金払いたくなくて、そういやイギリス船籍だったからイギリスの旗なんだ。」
全速力で追いながら、くうまには霧笛をプープー吹き鳴らさせ、私とパパで大声で叫びまくった・・・。



むくっ。
と、起き上がったのは、見たことのある顔だった。
メッシーナ海峡を渡りながら、寝てたらしい(苦笑)
相変わらず不適な奴である。

私達だとわかったとたん立ち上がって、神に祈るように手を広げて叫んだ。
「Hombre~!!(おめーらっ)」



なんと!3年ぶりに再会した、船乗りスペイン人友達、片腕船長のリカルドでした。

すごいところで会ったもんです(驚)
まあ、普通、互いに気がつけるほどの距離ですれ違うことって、広い海じゃあまりないので。
狭いメッシーナ海峡だったから会えたわけです。すっご~い(感激)



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by tabikuma | 2009-10-30 11:38 | 09年 船旅(最後のクルーズ)

blog「くーまくーま。」より旅だけをまとめたものです。


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