あと、一日の猶予。

ギリシャ全域で、メルテミがはじまりました。
イドラ島の港にも、弱いながら北からの風が入り始めてます。

メルテミとは、7月、8月と夏のギリシャに数日にわたって吹き荒れる北からの強風で、60ノットを超える時もざらにある風。
二年前に、シチリアでくうまが親指を潰した時に吹いていた風は、あの地域で要注意のシロッコというアフリカからの南風だったのですが。
ギリシャを旅する時はメルテミをうまく回避しながら進むのが、苦しくない旅をする鍵になる。
普段は、午前中無風、午後地域風が吹くギリシャですが、メルテミの数日は朝から北風がビュービューです。

ネットで風をチェックすると、今まだセーフなのは、アテネの湾からペロポネソス半島の北東沿岸のみ。
苦労なく移動できそうなのは、今日一日だけみたい。
急がねば!です。
数日続くメルテミをやり過ごす、安全な場所を見つけなければっ。

イドラ島の港は北に開いていて、ガイドブックには、メルテミがきた時、港の北側だけは大丈夫と書いてある。
今私たちがヨットを縛ってる場所なのですが、ヨット同士にもやいロープを付けて、無理やりのダブル、トリプル留めの混雑状態に40ノットの風が叩きつけてきたら、北側だっておちおち居られないはず。
急いで、北からの風を阻む大きな山の麓を探さなくては。
イドラ島から考えると、そのまま西側に行ってペロポネソス半島に張り付くか、来た道を戻ってポロス島に張り付くか。

三日四日過ごすのに、どちらが居心地良いのか。
悩んだ末、イドラ島に行く時、すでにロケハン済みで確実な、ポロス島に張り付くことにしました。
大きなアンカーリングポイントが至る所にある上に、空いていれば公共の港に船を縛れる可能性もある。

ダブル留めしているヨットは早々に出て行くのかと待っていたのに、まったく誰も起きてこない。
とりあえず、くうまがKUMA号の前には留めさせなかったおかげで、私たちはなんとか出航できるのが有難いです(感謝)

ポロス島に11時過ぎに到着を逆算してのイドラ島9時過ぎ出航が、予定通りにできました。
私たちのように出港したヨットはわずか2艇。
みんな、ネットをチェックしてないんだろうか。のんびり寝てるけど、メルテミが来るんだよ?

ポロス島に向かう途中、北風を追い風に、帆を全開にイドラ島に向かうチャーターヨット(なぜか、走っているのはチャーターヨットだけだった)を、レースをしてるのか?ってほど見かけました。
みんな、メルテミが来るってわかってるのか?イドラに閉じ込められると辛いぞ~(叫)
チャーター会社はアドバイスしないのだろうか。
とりあえず、今日は追い風だから気分のいいセイリングができるだろうけど、行きはよいよい帰りは・・・だぞ?

週末が終わって月曜日なのに、これだけの数のヨットがイドラ島の港に向かおうとしてるのを見ると、7月15日を境にチャーターヨットが急増したのがよくわかる。
ヨーロッパの本格的バカンスに入ったということである。
8月15日まで、海も陸も人の飽和状態が続く。


とりあえず。
彼らがどいてくれたってことは、ポロス島の港には空きが出てるということで、私たちには都合がいいのですが。

ゆるい逆風の中、途中3ノット移動もしばしばでしたが、予定時間を少し遅れて順調に到着。

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案の定、港はガラガラ。
ゆっくり物色して、北風に大丈夫でカフェとスブラキ屋に近い場所を確保~(ガッツ)
しかもここは、電気代は7ユーロ、水は5ユーロだけど、係留費はタダ!
おお~、すばらしいっ(感激)


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マルタ島を出てから急ぎ足だったんで、今日からしばらくのんびり風待ち体勢に入るKUMA号です。

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by tabikuma | 2009-07-30 20:24 | 09年 船旅(最後のクルーズ)

blog「くーまくーま。」より旅だけをまとめたものです。


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