覚えてるよ~。

モナスティールのマリーナに到着して、オフィスに入って聞いたら。
「ああ、KUMA号のジャパニーズね」
って、すぐわかってくれました。
相変わらず、日本のヨットはKUMA号後も来てないみたいだから、覚えてるのも当然かな。
今年はたぶん、ここの港を紹介したから、日本の船が入ってくるはずですが。

2年前の夏、モナスティールの港には5日くらいしか滞在しなかった・・・かな?
その間に、スースのメディーナを探検したり、街中を歩き回ったり、色々しました。
マリーナ内で一番お気に入りのレストランは、相変わらずあったけれど、シェフが違うのか料理が変わっていた(残念)


8月の、吹きすさぶシロッコの熱風和らぐ、夜にお茶しに出かけたものですが。
いつも頼んでいたのが、イチゴジュース。
モナスティールは、なぜかフレッシュなイチゴジュースがとてもうまいのです。
そんな記憶をたぐり寄せながら、マリーナ内で通ったカフェを探していたら。

「どうぞどうぞ、ここ空いてますよ」ってフランス語で呼びかけるウェイターがいて。
他と同じ、呼び込みと思って聞き流したのですが。
「ほら、ここに座ってイチゴジュースでしょ?」

え?と思って、よく見ると、前はもっとテーブルがせり出してたけれど、確かにこのカフェじゃないかっ。
と思うと同時に、
「やぁ、久しぶりだなあ」
ってニコニコとパパに握手してきてて、パパもうれしそうに「あーっ!あんたはっ」って握手してました(笑)

どうして覚えててくれたんだろう。
やっぱり、こんな所に来る東洋人はよほど珍しいんだろうなとは思ったけど。
でも、すごい記憶力(驚)
うれしいもんだなぁぁぁぁ(感動)
久しぶりのイチゴジュース、おいしいなああ。


もう一組、私たちを覚えていた人がいたのも驚きでした。
同じくモナスティールに停泊組の、イタリア人夫婦です。
「ねえねえ、あなたは覚えてないと思うけれど、私はあなた達のこと、知ってるのよ」って。

え?いつ会いましたっけ?って尋ねたら。
「あなたの息子を覚えているの。親指をつぶした時、あそこにいたんだもの」って。
うっわー、あのトラーパニの事故の時、いたのかぁ。
衝撃的だったからなあ。
親指、もとの形に戻ったんですよ~なんておしゃべりしながら、私は彼女を思い出せない。

ミラノ近くに住んでる、お金持ちのイタリア人。
ずっと頑張って働いたから、夏の3ヶ月はどこにも行かずにモナスティールに係留してのんびりするそうな。
私たちはギリシャに行きますって言ったら、ギリシャやロードス島近辺のトルコのことを詳しく教えてくれた。
そんなお喋りをしていたら、彼女と話した記憶がなんとなく蘇ってきたから不思議。
ヨットライフは相当長くて、あちこち行ってるから、もう海に浮かんでるだけで満足というのを、2年前も確かに聞いた。
たぶん、クロアチアのことを彼女から色々聞いたんだと思う。
クロアチアは美しいけれど、マリーナは無茶苦茶高くなってること、モンテネグロがお勧めだけど長期滞在できないと聞いて、貧乏ヨッティーの我々には敷居が高そうと、クロアチアを諦めたのでした。
2年前の私は、翌年はクロアチアを旅して、今年はトルコまでか、クロアチアに行かずスペインに引き返して11月から大西洋横断の世界旅行に踏み切るかを迷っていたのです。

まさか、日本に帰るとは思ってもいなかったし。
こんなに早く、KUMA号を売りに出すとは思わなかったし。
人生、どう転ぶかわからんもんです(笑)



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by tabikuma | 2009-06-17 01:17 | 09年 船旅(最後のクルーズ)

blog「くーまくーま。」より旅だけをまとめたものです。


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