古代カルタゴの港。

船の文化だったカルタゴが、紀元前に造った港。
それはローマに受け継がれ、ローマの港として使われ、今もその形をとどめているとのことで、行ってみることに。

でもその前に腹ごしらえをば。

今のカルタゴは、高級住宅地で、チュニスにはないお洒落なレストランやカフェテリアが点在していました。
西洋化されていて、旅のしやすい居心地のいいチュニスと言えど、カルチャーギャップにたまに疲れるわけですが、カルタゴはより西洋に近い綺麗で美味しいレストランがあって、よい一休みになりました。
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前菜に出てきた野菜の網焼きは、ニンニクとオリーブオイルの他に、たぶん隠し味にお醤油?
こんな粋な味付けをするレストランが、ここにあることに驚きました。
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レモネードにも、スペアミントをいれて爽やかな風味を付けるのが、アラブ風。
私はこれが大好物~。
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アフリカにいることを忘れる、気の利いたステーキの一品でした。
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これは、シチリアで見た、あの細長ーいズッキーニをフェットチーネに見立てて塩茹でし、パルメジャーノと松の実、オリーブオイルとビネガーで味付けしたもの。
これがね、すごーく美味しかったです。


さて、一息ついて港に行って見ました。
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今は小船がちらほら留めてあるだけで、何に使われてもいないみたい。





かつてのカルタゴの軍港の再現模型と発掘現場に基づく細かい設計図が展示してあり。
それはそれはそれは、「うっそーっ」と声を出してしまうようなものでした。

だってだって、紀元前150年です。
このカルタゴ軍の港。

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注釈を真面目に読む前、これだけを見て、ここの未来の完成予定イメージかと思っちゃった。
改めて言いますが、これが2150年以上前に作られた港ですって(驚愕)
しつこいですが、日本はやっと弥生時代~(笑うしかない)

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発掘データを事細かに再現した模型で、偽りがないことがわかりました(ひょえ~)

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船だけは、今のモーターではなく、奴隷が漕ぐガレー船。当たり前ですが。

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今残る地形とほとんど変わらない。
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(写真をクリックすると大きくなり、文字まで見えます)
発掘された柱跡から起こされた、緻密な設計図。
改めて確認しましたが、紀元前150年で間違いありません(ほえええええ 汗)
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これが発掘現場。ここは船を海から引き上げた場所だね。


今回の船旅では、面白い遺跡を見てまわるチャンスに恵まれました。
そのすべてが、「紀元前」のもの。
私は「紀元前」と聞くと、大昔とイメージし、「紀元後」で近代へのステップがはじまるイメージが、何故かある。
そして目の前にあるものが「紀元前」と聞いただけで、「そんな昔に人間はこんなものを…」と感じてしまうわけですが。
よく考えると、歴史の基点は、人類の歩みの歴史的理由ではなく、単に「キリストが生まれる以前」「キリストが生まれた以後」という分け方なだけなのですよね~。
A.C.、B.C.で分けることに何の意味があるのだろうかと疑問に思った旅でありました。

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ツワモノドモガユメノアト…



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by tabikuma | 2007-09-10 21:07 | 07年 船旅(Italia,Tunes)

blog「くーまくーま。」より旅だけをまとめたものです。


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