マドリッド 2012年  続き


「おう。どうしてる?昼飯一緒に食おうぜ」
と、のんきな電話がかかってきたので、彼の家にむかいました。

リカルドは、
こんな人間がいるのかってほど自己中心的に生きていて、好きなことにしか興味を示さず
嫌なことは人に任せて自分は一切やらない人。
アクも強いしとっつき悪いし、時間の管理も部屋の片付けもできないし。
そんな人間とどうして付き合ってるのかというと、そのマイナス要素煙幕の内側にある、
好きな事をとことん極めることにはなみなみならぬ根性があって、そうやって生きてきた人間的面白さと、めちゃくちゃさ、アクは強いが根は優しい、悪意のなさが、魅力的で。
とにかく、日本ではまずお目にかかれないタイプが、日本人の私達には見ててたまらなく興味深い人で、ついつい会いたくなってしまうのでした(笑)

加えて、私達の知らない世界をいっぱい知っているのも、楽しい。

マドリっ子は普通「マドリレーニョ(女性はマドリレーニャ)」と言うけれど、
一部に「ガト(女性はガタ)」と名のる人々がいるのです。
本来はネコの意味ですが、転じて三代続いてマドリッドに生まれ育った「真のマドリっ子」の意味で、本人もガトだと自慢するし、そうじゃない奴らは羨ましそうにガトの話をするし、それはかなり誇らしいステイタスなのだなあと、いつも感じます。

で、富豪リカルドは当然ながらガトなのです。
まあ、王宮傍なんて、一端の金持ちってだけじゃ手に入れられない所に住んでることからして納得。

マドリッドの昔の話、美味しい場所、色んなことをいっぱい知っていて。
ちなみに、新しくできたMercado de San Miguel(午前中私達が感激して食べてた市場)なんかは、「ピンチート(串もの)一本1ユーロ以上するあんな所は観光客の行くところよ」ケッと皮肉っておりました。
でも、美味しいよ?って私達も食い下がったけど(笑)


そういえば、今夜用のワイン取りに行こうぜ。
と、地下のワイン蔵に連れて行かれたのですが、
b0083985_10524650.jpg
こういう部屋が3室。
b0083985_10523997.jpg
部屋を繋ぐ廊下も所狭しとワインが積まれていて、唖然としてしまったぁ(汗)
ああ、ここら辺が「リオハな」あっちが「リベイラ・デル・ドゥエロ」あとはもう忘れた。適当だ。
なんでもいいから好きなの2~3本取っていいぞって(豪快すぎだろ)

メッシーナでヨットを繋いで昼食食べた時、
「蔵に転がってたワインだ」って、1950年くらいのワインをいきなり持ってきたのも頷けるわけで(汗)
コルクがボロボロのワイン、みんなで味見したら、すでにワインじゃない味(ブランデーみたいな?)になってて笑い転げた、あの夏の記憶が懐かしいけれど、親子三代続くガトと一緒にいると、相変わらずありえない展開で面白いっ。


荷物を運び込ませてもらって、一旦解散。
私達は午後は大好きなプラド美術館へ。

b0083985_10525492.jpg
行く途中、新しく出来ていた公園にて。
上から椅子に乗るとくるくる降りるのが楽しくて、ずーっと遊んでる奴。
子供向けのものが少ないマドリッド(大人向けの街)でしたが、公園を作るようになったか。
b0083985_1053250.jpg
くうまを連れてプラド美術館に行くのももう何度目か。
私達自身もプラドが好きだけど、
マドリに行ったならプラドに息子を連れてくのが、とても大切な気がして連れて行ってます。

夜、家に戻ったら、テラスでバーベキューの用意をしててくれました。
メッシーナ海峡でリカルドが連れてた女友達と、リカルドの娘のカタリナも来てくれて。
シドラ注ぎをくうまが披露すると大ウケ。
やっぱりくーまは、日本よりスペインのほうがモテるなあと密かに思う(笑)

夜はリカルドの数年前に旅した日本の話で大盛り上がり。
そういえば、蕎麦の食べ方に衝撃を受けたらしい(笑)
一応、教えてくれる人を立てて一緒にすすったけど、
もしカタリナがこうして食べてたら、俺は絶対怒り出すと思うって本音言ってました。
やっぱり、蕎麦をすするって、鼻水をすするのと同じくらい
生理的に受け付けないものがあるんですねえ。


b0083985_10531287.jpg
翌朝は残念なことに曇り。
マドリッドを遠くまで一望できる絶景、昨日撮っておけばよかったな。
b0083985_10531956.jpg
マドリッドを上から見るとこんな感じ。味があるなあ。
b0083985_10542818.jpg
ついでにリカルドの家を案内してくれました。
すごい旧式のエレベーターは、当然ですが、扉は手動っ。
b0083985_10533547.jpg
両親が住んでいた空間はそのまま残してあるらしい(片付けるのが面倒で 苦笑)
プラド美術館とそう変わらない装飾なんですけど~(汗)
b0083985_10535965.jpg
飾ってあるものが、もうよくわからないけど、世界中のアンティーク。
中国から取り寄せたらしい、麻雀セットまであった。
博物館にしたらいいのにーと言うくうま。
すごいアンティークなテーブルを指して「子供の頃はよくここで卓球をやって怒られた」
というリカルド。まさしくガト(猫)に小判(苦笑)
b0083985_10532788.jpg
ボケてますが、記念写真などっ♡

なんにしろ、やっぱりマドリッドは好き。

ニコニコで友と別れて、
リカルドが「そこら辺は取り締まらない」と言ってた場所に駐めた車に戻ってみると・・・
えーーーーー!罰金請求来てるやんっ(大汗)
一晩不法路駐した罰金・・・かなり高い。痛い(涙)

罰金来ちゃったよーってがっくりしてたら、
「あー、大丈夫大丈夫。マドリッドの法律はマドリ内でしか効力なくて、外の人間は罰金課せられないから」
・・・意味がわからないけどそういうことらしい。
そんなルールあり得るの?って聞いたら、今それが問題になって改正方向に動いてるけど、まだそのままとのこと。
で。
罰金払わなかったけど、ある日超過取られて金額膨らんだ請求書が届かないことを祈る・・・。



[PR]
Commented by ritokotoG at 2013-11-12 15:21
ヨーロッパの富豪は、けたちがいだね〜
お家がほんと宮殿みたいだもの。

africaさんのマドリッドを見ていたら
スペインにものすごく行きたくなってきたよー!
エネルギーもらいに、行きたいー!!!
Commented by erikaboy1425 at 2013-11-12 22:22
こんなお城?に住んでいる友人がいるafricaさんにビックリです。
ワインがー!!

プラド美術館、数十年前に一度行ったきりですが、私は一番好きな美術館です。
ゴヤの黒い絵を見た衝撃は今も鮮明です。いつか又行って見たいと思っています。くーまくんはどんな感想だったでしょうか?
Commented by 麗子 at 2013-11-13 13:22 x
むぅ。。リカルド氏のワイン・カーヴ、友人に見せたら、狂喜乱舞して数日泊まり込みそうだわー。(泊めないって!笑)
しかし、ヨーロッパのまぢな金持ちはハンパないねぇ~(^^;
Commented by tabikuma at 2013-11-25 15:51
kotoriさん、コメント遅くなってごめんなさいっ。
そう、ヨーロッパで代々のお金持ちは成金と違ってすごいですっ。
きっと背負ってるものも多いのだろうけれど、マドリッドに生きてる感じがしてカッコ良いっ。

私も~。書いてたらスペイン恋しくなったーっ!
Commented by tabikuma at 2013-11-25 16:00
えりかさん、ヨットに乗ってると、陸では交じり合わない人種と仲良くなるから面白いですっ。超貧乏ドケチセーラーから富豪まで(笑)
ワインがー!!!私も腰抜かしましたっ。

プラド、えりかさんも好きなんですねっ。私もゴヤの黒い絵は衝撃受けましたよー。今と配置が違う展示形式でそれがまた良かったんですが。
そしてベラスケスは相変わらず素晴らしいですっ。
パパが無類のベラスケスファンで、くうまを洗脳してるので彼もベラスケスファン。それと、ヒエロニムス・ボッシュ好き。メトロポリタン美術館でもボッシュを見つけて喜んでましたもん。
是非また見に行ってください~。
Commented by tabikuma at 2013-11-25 16:03
麗子さん、ヨーロッパのお金持ちってほんと半端ないわよ。
「明後日からNY行ってくるんだー」ってホイホイって感じだったし。
なんか、アガサ・クリスティーに出てくる探検家のお金持ちとか、こんな感じなんだなーって納得するわあ。
でも、根っからの金持ちだと、金に意地汚くなくて気立てがいいというか・・・愛すべきキャラなのだよねー。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by tabikuma | 2013-11-12 10:55 | 12年 陸路(アストゥリアスへ) | Comments(6)

blog「くーまくーま。」より旅だけをまとめたものです。


by tabikuma