エイリアン来襲!

elafonisos島から夜間航海をして15時間かけてやってきたのは、ペロポネソス半島二番目と三番目の岬のどんつきにある、Karamataというマリーナ。
ここら辺で唯一あるマリーナです。

チュニジアを出てからいろんなことが一杯ありました。
ここら辺で少し骨休め。
KARAMATAは、フォトジェニックなものもなく、ビーチがとりわけ綺麗でもなく、何があるわけでもない普通の街。
でも、アンカーが釣られる心配もなく、電気も水もネットもあって、食料補給もしやすく、ヨット生活に疲れた私たちにはとても居心地がいい場所です。
新鮮な鯛をさばいて、刺身とあら汁、オクラの鰹節和えでほっこりしたり。
ビーチで泳いだり、久しぶりに洗濯機を使って船中の布を洗濯しまくったり、船じゅう大掃除して、船を洗って・・・。
ここで体勢を立て直して、第二ラウンドに挑もうと思います。


さて。
そんな、まったり充電期間のKUMA家に、事件が起こったのです(怖)
それはこんな幕開け。


「あそこ!ゴキブリがいる!!!!!」

夕暮れ時の静けさを打ち破る、くうまの大声。

えっ!と振り向くと、久しぶりに見る、身の毛もよだつようなイヤラシイ動き方をする長い触角が二本。
ぎょえええええええええええええええええっ(顔面蒼白)


ぱ、ぱ、ぱ、ぱ、ぱ、ぱ、ぱぱ、ぱぱ、ぱぱ、ぱぱ、ぱぱぁぁぁ(泣)
ゴキブリがぁぁぁぁぁぁ(涙止まらず)

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダッと外から駆け込んできたパパ。
ああっ!(叫)
「ハエ叩き!」
ガシっと掴んでパンッ!

あ、逃げた!
(あ、すごでっかいチャバネゴキブリだ 涙)

ヨットは細い溝が一杯なので、逃げ込まれるとなかなか殺すのが難しいみたい(滝涙)
船内凍り付いてしまいました。
「・・・しょうがない。見つけたら殺すしかない」

ええ、今夜はゴキブリと一緒に暮らすの?!(焦)
「しょーがねーだろ!じゃあどーするよ」
しょうがなくったって、嫌だぁぁぁぁぁ(←ほとんど幼児化してます 苦笑)



冷蔵庫が使えないので、穀物や野菜類を荷物部屋に収納しているヨットに、ゴキブリが侵入するというのは、恐ろしいことなのです。
いつ?いつ侵入したんだろう。
もう卵産み付けられてたらどうしよううううううう(涙)

「く、くうちゃん、昨日デッキでゴ、ゴキブリみたいの、見た」
「ええ、その時言えよ!」
「だって、ゴキブリってちゃんと見たことなかったから、そうかなって思ったけど、わかんなかったんだもん。ごめんなさい。わーん(涙)」(←確かにくうまは生きてるゴキブリを見たことがない、幸せな子)
泣かなくったっていいよ。
昨日見たんだね?じゃ、きっと今日侵入したばかりだから、今殺せば大丈夫っ!


とはいえ、ゴキブリが今どこにいるかわからない状況(怖)
・・・泣けます。
あんなでっかいチャバネゴキブリと一緒に寝るなんて(許し難い)

今夜はせっかくハウスほん豆腐でお豆腐作たから、煮込み豆腐だったのに。
キッチンには食材が一杯出てるってのに。
ゴキブリがその上を走ったらどうしよう。

と思うと、居てもたってもいられず、スーパーに走って「ゴキブリほいほい」を探したんだけど。
・・・ない(絶望)
ホウ酸団子とかも、ないよぉぉぉ(ひゅるるるる~ 断崖絶壁)


しょうがないから、殺虫剤だけでも買ってヨットに戻りました(意気消沈)

まだ、ゴキブリ中にいるんだよね?
「ああ、状況は変わらず」
はぁぁぁ(涙)


Karamataで補給をして、骨休めを終えたら、KUMA号初の3日間長期航海をしてイタリアに渡ろうという計画を立ててます。
そんな時にゴキブリが潜んでしまうなんて、隔絶された宇宙船に侵入したエイリアンと状況そっくりだよね(怖)
一日目は触覚のピクピクや、ゴキブリの影に神経が衰弱し。
二日目はだんだん、イライラ発狂寸前になり。
きっと三日目には私、シャイニング張りに包丁振り回して気がふれちゃうかも(うわーん)

「俺とくうまは、必死にディンギーを下ろして、気がふれたママとゴキブリを残して、決死のKUMA号脱出をするんだろ?
ディンギーに乗ったところで、エンジンのキーを忘れたことに気が付いて、『くうま、取って来い!』『えーっっ』ってことになったりして」
「えー、くうちゃんだって嫌だよぉ。ゴキブリと、包丁振り回してるママでしょ?(←本気で困ってる奴 苦笑)」

爆笑である。
いや、問題はゴキブリである(再涙)


でも、私の大切な豆腐にゴキブリが食らいついてないか心配なので、殺虫剤握り締めて船内に入る。
(でも、エイリアンで最後に一番頼りになるリプリ(シガニー・ウィーバー)にはなれないと思う)

・・・いない(ホッとするやら、恐ろしいやら)
びくびくですが、豆腐は無事でうれしい(苦笑)

あ、そうだ、味噌汁にはジャガイモを入れよう。



と。
荷物室に入ったその瞬間であった。

「あ、ゴキブリだ!!!」
またくうまの大声に、きゃーっ!大ジャンプで床を離れる私(忍者のようであった 爆)
殺虫剤を引っつかんだパパが、思い切りゴキブリに噴射っ。
ぶしゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
そのあと、ハエ叩きでパンパンパンパンパン!!!(力一杯)

沈黙~~~~。




・・・・・・・・・死んだ?(声、裏返ってます 滝涙)
「・・・死んだ」



KUMA号に歓声がわきおこりました(感涙)
いやいやいや~、見つけたその日中に殺せてよかった。ほんとによかった(感極まってます)

ほんとにね、ヨットの中にゴキブリとねずみが入り込むほど怖いことはないのです。はい。
海の上で逃げ場のない状況ですからねえ。しかも増殖する・・・(考えただけで恐ろしい)



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by tabikuma | 2009-07-31 21:13 | 09年 船旅(最後のクルーズ)

blog「くーまくーま。」より旅だけをまとめたものです。


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